今日のケースは、10数年前に前歯をぶつけてしまった患者さんです。
2~3年前から、右上(向かって左)の中切歯が1本だけ変色してきてしまい来院されました。
レントゲンでは、やはり歯の神経がすでに死んでしまっていましたが、
幸いにして今まで痛みや腫れなどは出なかったとのことでした。
このように歯の神経が死んでしまったり、虫歯の治療などで歯の神経を取ると
歯の色が黒く変色してきます。
このような場合は、まず、根管治療をして根の中をきれいにします。
そして、根の中にコア(土台)を入れて、その上からセラミッククラウンを
かぶせていきます。
前歯1本だけの治療をするのは、歯の色を合わせるのが非常に難しいのですが、
たいへんきれいにオールセラミッククラウンが入りました。
長くよい状態を保つために、メインテナンス頑張ってください。
たいへんお疲れ様でした。
日付: 2006年6月29日 カテゴリ:セラミック治療, 審美歯科, 根の中の治療, 根管治療 and tagged オールセラミッククラウン, セラミッククラウン, 根管治療, 歯の神経, 虫歯