インプラントは骨としっかり結合することによって、
その機能をはたします。
インプラントを埋入する部位の骨の状態によっては、
インプラントが骨と結合しにくい場合があります。
①骨が硬い場合
②骨が柔らかい場合
③骨の幅が狭い場合
④骨の深さが少ない場合
などがあります。
骨が硬いと、インプラントを埋入したときはしっかりと
初期固定が得られますので、一見うまくいったような感じがします。
しかし、このような場合痛みが術後に比較的長く続くことがあります。
骨をドリリングするときに、骨が硬いと骨が火傷を起こすことがあるためです。
レントゲン写真を撮っても、初期の段階ではレントゲン像に異常が現れないことがほとんどです。
骨が柔らかい場合は、骨を圧縮してインプラントをいれれば特に大きな問題はありません。
マニュアル通りに骨をドリリングしてしまうと、初期固定が得られなくなってしまいます。
骨が少ない場合は、骨を増やす造骨手術を行わないと、インプラントが埋入出来ないケースも
あります。
今では、サイナスリフトやソケットリフト、リッジエクスパンジョン、GBRなどさまざまな
方法がありますので、ほんとうにインプラントが出来ないケースは非常に少なくなっています。
ただ、これらの手術は技術を要しますので、担当の先生とよくご相談されてください。
日付: 2006年7月11日 カテゴリ:インプラント and tagged インプラント, サイナスリフト, ソケットリフト