今日はホワイトニングについて、少し書いてみたいと思います。

この患者様は、オフィスホワイトニング1回とホームホワイトニング3回
（デュアルホワイトニング）で、写真のように白くきれいな歯になりました。

ホワイトニングのメカニズムは、有機性の着色成分を分解することによって
歯を白くする方法です。

ホワイトニングの効果は個人差がありますので、誰もが少ない回数で
このように白くなるというわけではありませんが、ご自分の歯でしたら
確実に効果が表われます。
ホームホワイトニングは、就寝時にマウスピースのなかにホワイトニング剤を
入れて２～３週間つづけていただくことによってかなり効果が出ます。

歯をホワイトニングするとき、歯がしみたりすることがあります。
これはホワイトニングの過程で、歯の水分が一時的に脱水されるので
このような症状がでることがあります。
しかし、お口の中には常に唾液があり、水分が再び歯に取り込まれることによって、
このような不快な症状はなくなっていきますので心配はいりません。

当院では、毎日たくさんの患者様がホワイトニングをされていますので
不安なことがありましたらお気軽にお問い合わせください。

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日付： 2006年9月13日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

この患者様は、右上の中切歯(矢印の歯）を白くしたいということで
おみえになりました。

この歯は天然歯（自分の歯）で、しかも生活歯（神経が生きている歯）ですので
ホワイトニングをすることはできますが、その両隣の歯がすでに差し歯になっていて、
しかもそれぞれ色が違います。

このような場合、気になっているところだけを治療しても、色や形はどこの歯に合わせるのか
というところで、全体として満足のいく結果に仕上がらない場合があります。

差し歯はホワイトニングで白くできないので、基本的には作り直しが必要になります。
結局、気になっていた歯をセラミッククラウンにし、両隣の３前歯のセラミッククラウンを
作り直しをすることにして、合計4本のセラミッククラウンでの治療になりました。

側切歯はずいぶん前に治療されたようで、歯と歯茎の境目が黒く露出していました
（ブラックマージン）が、セラミッククラウンを作り直すことによって
とてもきれいになりました。

キレイな状態で長く使っていただけるように、お手入れ頑張ってください。
S様、たいへんお疲れ様でした。

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日付： 2006年9月12日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

先週、左上６番（レントゲンでは右上）のインプラントを埋入しました。

この患者様は、３年ほど前に歯根破折のために抜歯しましたが、お仕事が忙しくて
歯医者さんに通えないでいました。

歯を抜いて長い間そのままにしておくと、両隣の歯が移動してインプラントを入れる
隙間が無くなってしまう場合があります。
幸いにもこの患者様は、抜いたところの隣りの歯や下の歯は大きく動いていませんでしたので、
インプラントを埋入することができました。

頬側の骨がややくぼんでいましたが、歯肉の切開、剥離をせずにインプラントの先を少し内側に向けて
埋入しました。
歯肉の切開と剥離をしない場合のメリットは、
①腫れない
②痛くない
③早い
などがありますが、いずれも患者様にとっては大きなメリットです。
なるべく患者様の負担を減らすことができるように、インプラントのシステムもさらに
発展していくと良いですね。
私たちも、最新の良い技術をなるべく早く患者様に提供できるようにスタッフ一同がんばります。

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日付： 2006年9月9日  カテゴリ：インプラント, 審美歯科, 未分類

これは、当院で使用している口臭測定器、ブレストロンです。

お口の中のVSCガス（揮発性硫黄化合物）を４５秒で検出して、
４段階で評価します。
①NORMAL（０～２５０）・・・・・・口臭なし　　　　　
②MILD（２５１～６００）・・・・・かすかに口臭あり
③MODERATE(６０１～１５００）・・ 口臭あり
④SEVERE(１５０１～３０００）・・ 明らかな口臭あり

虫歯、歯周病、歯垢、舌苔、ドライマウス等の口腔内の問題のほかにも
糖尿病、蓄膿症、消化器疾患などの病気、喫煙やアルコールなどの嗜好など
でも口臭の原因になります。

しかし、口臭を気にされている方で実際に口臭測定をしてみても、
口臭を検知できない場合や、お口の中を覗いてみても客観的に
口臭が認められないこともあります。
このようなケースを自臭症といい、医学的に口臭が認められないにもかかわらず
口臭が気になる場合もあります。

いずれにしても、口臭が気になる方は一度歯科医院でご相談されるとよいでしょう。

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日付： 2006年9月7日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

虫歯になったり外傷などで、歯の神経が死んで腐敗してしまうと
歯根の先が炎症を起こすようになります。
このような状態を総称して根尖性歯周炎といいます。

上のレントゲン写真では、犬歯の歯根の先端が、丸い形に黒く抜けて写っているのがわかります。
この部分は、骨が吸収して空洞になっているのでこのように写ってきます。
歯根嚢胞は、この根尖性歯周炎の病態が進行したもので、小さなものは
根管治療で治る可能性もありますが、大きくなると根管治療をしても
治りにくくなってきます。

このような場合には、歯根端切除という外科的に歯根の先を切除するような
処置をしないと治らないようなケースもあります。
まずは根管治療をしてみて、治るかどうかを評価してみるのがよいでしょう。

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日付： 2006年9月6日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

この患者様は、下顎側切歯が咬合性外傷で歯槽骨が吸収してしまい、
痛くてものが噛めないということで来院されました。

歯並びが悪い場合、奥歯でカチカチ噛んでも特に強く噛み合わさらないのに、
歯ぎしりをしたりするとその部分だけが強く歯が当たる場合、このように
咬合性外傷になることがあります。

他の歯が何ともないのに、一本だけ歯が強く揺れるような場合は
この咬合性外傷のケースが比較的多く見られます。

この患者様の場合には、抜歯と同時にインプラントを埋入しました。
下顎前歯部は歯の大きさが元々小さいため、径の小さいインプラントでないと
埋入することが出来ません。
今回は直径３．２５mmのシリンダー型のフィクスチャーを埋入しました。
初期固定は十分にありますので、２ヶ月ぐらいで骨と結合するのではないかと
思いますので、また報告していきます。

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日付： 2006年9月4日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

スケーリングとは、歯の表面についた歯石を除去することをいいます。

歯石には２種類あり、歯茎の外側に付く歯肉縁上歯石と、歯茎の内部深くに付く
歯肉縁下歯石があります。

縁上歯石は、唾液に含まれるカルシウムやリンにより歯垢が固まったもので、
乳白色をしていて比較的柔らかいというのが特徴です。
特に、唾液腺の開口部がある下顎前歯の裏側や上顎大臼歯の外側などに
よく溜まります。

縁下歯石は歯周ポケット内の出血などの由来でできるため、黒褐色をしていて非常に硬く、
また直視できないため除去するのが困難です。

これらが付着した状態は、機械的な刺激があるだけではなく、沢山のバクテリアを
含んでいます。
ブラッシングをすることで歯茎はある程度引き締まりますが、歯石が残っていると
歯茎の炎症は完全には引かず、徐々に歯根を支える歯槽骨の吸収が進行していきます。

歯石を取ると歯根の表面が露質して、知覚過敏の症状がでることがありますが、
歯周病の悪化を止めるためには歯石を取った方がよいと思います。

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日付： 2006年8月30日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、
歯科医院でクリーニング専用の機械を使って歯の掃除をすることです。

歯磨きは当然毎日するわけですが、この歯磨きだけでは取れない汚れや
細菌の固まり（バイオフィルムと呼んでいます）を除去して、きれいに
磨き上げていきます。
機械を使って研磨していきますが、歯を削ったりするわけではありません
ので、心配はいりません。
あまりのさっぱり感に、病みつきになるかもしれません。

歯磨きは時間をかけて磨いてるつもりでも、磨き残しがある場合もあります。
人それぞれ、磨きやすいところや磨きにくいところが違います。
定期的に歯科医院でのブラッシング方法のチェックや、プラークの
染め出しなどをして、磨き残しの出来やすいところなどをチェックすると
よいでしょう。

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日付： 2006年8月29日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

インプラント治療は外科処置ですので、口腔内の細菌以外にも
感染など起こさないようにきちんと滅菌したシステムで手術を
しなければいけません。

当医院ではオートクレーブの他に写真のようなガス滅菌器も使用しており、
オートクレーブでは滅菌ができないプラスチック製の器具なども滅菌可能です。
安心してオペを受けていただけるように、万全の滅菌体制を整えていますので、
気軽にご相談ください。

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日付： 2006年8月28日  カテゴリ：審美歯科, 未分類

上顎の奥歯が無くなってしまって、インプラントを埋入するとき、
その障害となるのが上顎洞という副鼻腔の存在です。

この空洞は様々な要因でしだいに大きくなり、また歯がなくなることで歯槽骨も
吸収するので、上顎の奥歯付近の骨の深さは浅くなってしまいます。

それでもある程度(最低でも約５mmぐらい）の骨の厚みがある場合には、
上顎洞の底の骨を、骨補填材などを填入しながらオステオト－ムという
器具を使って慎重に押し上げることにより、本来の骨の深さよりも少し長めの
インプラントを埋入することが出来ます。
このような方法をソケットリフトと呼んでいて、比較的外科的な侵襲が少ない方法です。

骨の厚みがさらに薄い場合には、サイナスリフトといって頬骨の側面から
骨にホールを開ける方法が第一選択になることもあります。
こちらのほうが外科的な侵襲が大きくなります。
サイナスリフトについては、また次の機会にでも書いてみたいと思います。

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日付： 2006年8月24日  カテゴリ：審美歯科, 未分類