この患者様は、左下６番の歯を他院で１０ヶ月前に、虫歯のために抜歯をされました。

レントゲンで見ると下顎の下歯槽神経までの深さは十分にあります。
骨の厚みはあまりありませんでしたが、このぐらいの骨量があれば
インプラント1本埋入するのに10分ぐらいで終わってしまいます。

時間がかかるのは、麻酔が効いてくるのを待ったりレントゲンを撮影したり、
手術後の注意事項をお話している時間がかかるからです。

このインプラントは２回法のタイプですが、インプラントと同時に
ヒーリングキャップを装着することによって１回法と同じ方法で
治療をすることができます。つまり２次手術をしなくても良いのです。

初期固定は十分にあるので、1ヶ月半ぐらいでセラミッククラウンの
型どりができるかと思いますので、また報告していきたいと思います。

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日付： 2006年10月5日  カテゴリ：インプラント

この患者様は、先日他院で左上の犬歯を抜歯され、当医院におみえになりました。

犬歯は歯根破折していたようで、唇側の歯槽骨はかなり吸収していました。
さらに根尖部にはおおきな嚢胞の影がみえます。

まずは、嚢胞を完全に摘出して、インプラントを埋入するための準備をします。
感染源が残っていると細菌がインプラントに感染する恐れがあるので、徹底的に
患部を掻爬する必要があります。

唇側の骨はありませんでしたが、口蓋側の骨が残っていましたので、やや口蓋側に
向けてインプラントを埋入しました。
インプラントの先端付近と頸部付近に少しフィクスチャーの露出がみられたので、
人工骨を使った骨造成をしました。
何とか初期固定が得られたので、３～４ヶ月ぐらいで骨と強固に結合するかと思います。

抜歯早期のインプラント埋入の場合には、歯肉のボリュームが足りないので
傷口を完全に閉じるのが難しくなります。
歯肉を完全に縫い合わせるには、剥離した歯肉の内側に切開を入れないといけません。
これを減張切開といいますが、これがオペ後お顔が腫れる原因のひとつです。

抜歯早期インプラントの難しさは、初期固定が得られるかどうかと、歯肉の
取り扱いがうまくいくかどうかだと思います。
この２点がクリアできれば、あとはインプラントが骨と着くのを待つばかりです。

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日付： 2006年9月20日  カテゴリ：インプラント, 未分類

昨日、インプラントの埋入をされた患者さんのレントゲン写真です。

この方は右下の３本の歯を失っていらっしゃいました。
このように、最後方の奥歯を失ってしまうとブリッジという治療の選択肢は
無くなってしまいます。
そうなると、残された治療の方法は入れ歯かインプラントということになります。

入れ歯は、短期間でしかも比較的安価で治療ができますのが、違和感が大きく
噛む力も思うように発揮できません。
インプラントにするこによって、取り外しも不要になり、ご自分の歯と同じように
快適な食生活を送ることが出来るようになります。

このように、ブリッジ以外の方法となると、従来では入れ歯以外に方法がありませんでした。
このようなケースは、インプラントの恩恵を最も受けられるケースだと思います。
早く歯が入って、おいしく食事が採れるようになるとよいですね。

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日付： 2006年9月14日  カテゴリ：インプラント, 未分類

この写真は、インプラントを埋入した直後のものです。

通常インプラントを埋入するときは、歯肉を切開して剥離し、
骨を露出した状態でドリリングをしていきます。
歯肉を開くので多少なりとも出血しますし、腫れもでやすくなります。

この患者様のケースは、ずいぶん前に抜歯をされていましたので、
歯槽骨のくぼみもほとんど無く、歯肉の状態も整っていましたので
歯肉の切開・剥離をせずにインプラントを埋入しました。

写真のように、手術直後であるにもかかわらず出血がほとんど無く、
歯肉がとてもキレイなのが分かると思います。

インプラント治療に期間がかかる理由は、インプラントと骨が結合する
安静期間が必要なのと、歯肉などの粘膜が治癒する期間が必要なためです。

切開をしなければ、歯肉の治癒期間はかなり早いので、治療期間の短縮に
とても有効な方法なのです。

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日付： 2006年9月11日  カテゴリ：インプラント, 未分類

先週、左上６番（レントゲンでは右上）のインプラントを埋入しました。

この患者様は、３年ほど前に歯根破折のために抜歯しましたが、お仕事が忙しくて
歯医者さんに通えないでいました。

歯を抜いて長い間そのままにしておくと、両隣の歯が移動してインプラントを入れる
隙間が無くなってしまう場合があります。
幸いにもこの患者様は、抜いたところの隣りの歯や下の歯は大きく動いていませんでしたので、
インプラントを埋入することができました。

頬側の骨がややくぼんでいましたが、歯肉の切開、剥離をせずにインプラントの先を少し内側に向けて
埋入しました。
歯肉の切開と剥離をしない場合のメリットは、
①腫れない
②痛くない
③早い
などがありますが、いずれも患者様にとっては大きなメリットです。
なるべく患者様の負担を減らすことができるように、インプラントのシステムもさらに
発展していくと良いですね。
私たちも、最新の良い技術をなるべく早く患者様に提供できるようにスタッフ一同がんばります。

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日付： 2006年9月9日  カテゴリ：インプラント, 審美歯科, 未分類

先日、グラグラ揺れている歯を抜歯して、それと同時にインプラントの
埋入をしました。

この抜歯即時埋入の利点は、なんといっても治療期間が短くて済むと言うことです。
歯を抜いたところは、歯根を支えている歯槽骨に穴が開いています。
この穴が自然にふさがるためには、半年程度の期間がかかります。

抜歯と同時にインプラントを埋入すると、抜歯した穴がインプラントである程度
満たされるので、穴がふさがる期間が短くて済みます。

また、補填する自家骨や人工骨の量も少なくて済みますし、オペの回数も少なくてよいので
患者さんの負担も軽減されます。

歯を抜くと、特に唇側の骨が早期に吸収してしまい、これに伴って歯肉のボリュームも
減るので、審美的には抜歯してからあまり期間を空けずにインプラントを埋入したほうが
結果がよいようです。

このようにインプラントの抜歯即時埋入には多くのメリットがありますが、残っている
骨の総量が少ない場合や、膿が出ていて炎症が強い場合には、抜歯即時埋入が出来ない場合も
多くありますので、担当の先生にご相談されるとよいでしょう。

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日付： 2006年9月5日  カテゴリ：インプラント, 未分類

先日、インプラントのオペを行った患者様のレントゲン写真です。

大臼歯の歯根を取った痕がレントゲン上でもうかがえます。
ちょうど、この部分を狙ってフィクスチャーを埋入しました。
抜歯した歯根の周りの骨は、レントゲンでも白く写っていて、
骨の硬さが硬いのがある程度想像出来ます。

骨が硬い場合は、フィクスチャーの初期固定はいいのですが、
ドリリングの際に骨が火傷を起こすリスクが高いので、
十分な注水と所定の切削速度を守ることが大切です。
そうでないと、オペ後痛みが長く続き、フィクスチャーの周りの
骨が吸収を起こすことがあるからです。

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日付： 2006年9月2日  カテゴリ：インプラント, 未分類

今日はインプラントのオペがありました。

６１歳の患者様ですが、歯槽膿漏で動揺が出てきて、
１ヶ月ほど前に他院にて抜歯をされていらっしゃいました。

歯肉は多少陥没がありましたが、順調に治ってきていました。
骨は頬側（外側）が大きくくぼんでいて、フィクスチャーの
ねじ山の部分が露出していましたので、βーTCP（人工骨）を使い
インプラントの埋入と同時に造骨を行いました。
歯を抜いて間もないときは、歯根があった方向にドリルが進んでしまうため、
慎重に埋入しないと思いもよらない方向にフィクスチャーが入ってしまうので
注意が必要です。

フィクスチャーの初期固定はしっかりしているので、３ヶ月後ぐらいには
２次手術ができるのではないかと思います。
S様、たいへんお疲れ様でした。

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日付： 2006年8月31日  カテゴリ：インプラント, 未分類