現在のインプラントはチタンでできていることは前に書きましたが、
その種類は大きく分けて3つあります。
①ネジ型
②シリンダー型
③ブレード型
これらのうち、今最も多く使われている物はネジ型のインプラントだろうと思います。
以前はブレード型のインプラントがよく使われている時期がありましたが、チタン以外の
材質の物が多く予後もあまりよいものではなかったようです。もちろん経過がよいものも存在します。
インプラントの埋入は歯槽骨にドリルで規格通りにホールを開けそこに入れていくわけですが、
ネジ型の場合まさにネジ入れていくので、初期固定といって確実にしっかりと狙い通りの深さに
固定することができるというメリットがあります。
ネジ型、シリンダー型ともに現在のインプラントは規格やシステムがしっかりしていますので、
骨の量が十分にある場合には臨床経験が浅い先生でも手術時間の差はあってもさほど難しいものでは
ありません。骨の量が少ない場合はいろいろな治療オプションをもたれている経験豊富な先生でないと
対処が難しいと思います。