左下の奥歯が痛いことが主訴の患者様でしたが、保存不可能と診断し抜歯しなければならない状態でした。ですが、まだ若い患者様でこれから何十年も使わなければならない奥歯をどうにか回復させることは出来ないかと、インプラントの治療を患者様にカウンセリングしました。
患者様も納得していただいたのでインプラントの治療を行なうこととしました。インプラント手術では、色々な術式があります。そこで今回は抜歯と同時にインプラントを埋めてしまう、「抜歯即時埋入」を行なうこととしました。
コンセプトとしては『より早く、より機能的に』を中心に治療プランを考えました。目標は、2ヶ月で治療終了です。抜歯+インプラント手術→型どり→セラミッククラウン装着の計画で治療をスタートしました。
写真は、インプラント埋入後1週間です。青いキャップを付けてすぐに型どりが出来る状態にしました。通常は、歯茎の中に埋めてしまうのですが、口腔内環境も良好で、骨とインプラントの結合も良好でしたので、今回の方法を選択しました。本当は、すぐに仮歯を装着したかったのですが、歯を抜いたすき間があったので、余計な力が掛からないように配慮し、仮歯は装着しませんでした。
1ヶ月半ごろ型どりを行い、目標の2ヶ月でセラミッククラウンを装着しました。機能的にも良好で違和感は全くないそうです。
今回の方法をとれば、患者様の侵襲も極端に少なく、通院回数も激減します。もちろん、どんなケースも適応出来るわけではありませんが、非常に有効な治療方法だと考えます。何より、患者様の負担が少なくなることが一番いいですよね。
インプラント・審美歯科・ホワイトニング・矯正歯科の豊島区、池袋じゅん歯科 0120-469-465
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