今日は差し歯について少し書いてみます。
毎日たくさんの初診の患者様のカウンセリングをしていて思うことは、
インターネットや書籍などを通じていろいろな情報を取り入れやすくなったためか
かなり専門的なご質問を受けることが多くなってきています。
そんな中で「差し歯ってなんですか?」とか、ご自分の歯が残っているところに
「インプラントにしたいのですが」というご質問やお問い合わせを頂くことが
たまにあります。
差し歯は自分の歯根(根っこ)が残っている場合、この歯根を利用してかぶせ物
(クラウン)を作ることです。
歯根が残っていても虫歯が極端に深い場合や重度の歯周病、あるいは歯根が割れていたり
大きな根尖病巣がある場合などは歯根を利用できないので差し歯に出来ないケースもあります。
神経が残っていても神経を取る処置をしても、かぶせる場合には総称して「差し歯」といっています。
歯の痛みがある場合には歯の神経を取らないと痛みが取れませんので、根管治療(根の治療)をして
歯根の中に土台(コア)をいれてその上からクラウンをかぶせていくのが一般的な方法です。
したがって歯を抜いてしまったところに差し歯は出来ませんし、逆にしっかりした歯根があるところに
インプラントをいれる必要性はないということになります。
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