こちらの患者様は、虫歯で歯を失い噛むところがほとんどありませんでした。

　噛み合せもかなりズレがあり、上の歯があったスペースが無くなり、下の歯が上の歯茎に接している状態です。噛み合せというのは、上下の歯が対になることで、安定します。

　噛み合わせを新しく作るために、虫歯を取って仮歯を装着し噛む位置を少し高くして歯が入るスペースを確保し、調整を繰り返しました。初めは、今までと異なるお口の中の状態でしたから違和感があったようですが、だんだんと慣れてきて美味しく食事が出来るようになったそうです。

　噛み合せが安定したところで、型どりを行ない、セラミッククラウンを装着しました。患者様も満足していました。

　しかし、この状態を長い期間安定させるには、奥歯の噛み合せを早急に確立することが必要です。噛む時に力が加わるのは、奥歯が中心となります。前歯だけだと噛んだときにズレてしまい、真っ直ぐに力を受けることが出来ないのです。前歯は、見た目も大事ですが、顎を動かすときにも重要になります。前歯は前歯の、奥歯は奥歯の役割があるのです。
　
　ほとんどの場合、前歯より奥歯の方が重要になりますので、奥歯で食事が出来ることは大切なことですね。

インプラント・審美歯科・ホワイトニング・矯正歯科の豊島区、池袋じゅん歯科　0120-469-465
　http://www.8877.info/←こちらをクリック