インプラントがダメになる原因には、たくさんの要因があります。
①噛み合わせ
②ぺリインプランタイティス(インプラント周囲炎)
③歯冠歯根比(歯とインプラントの長さのバランス)が悪い
④埋入部位、埋入本数などの設計が不適切
⑤骨の条件が悪い(幅や深さ、硬さなど)
⑥歯ぎしりや食いしばり等のブラキシズム
⑦術者の技術
これらが単独、あるいは複合的に絡み合ってダメになることがあります。
インプラントの噛み合せは、天然歯の噛み合せよりもシビアで、
より精密な調整が必要になります。
噛み合せは、ある程度変化するものですので、定期的なチェックが重要になります。
インプラント自体はチタンでできていますので、虫歯になることはありませんが、
ブラッシングなどのメインテナンスが悪いと、ペリインプランタイティスといって
歯周病のようにインプラントの周りの骨が溶けてくることがあります。
また、インプラントをするにあったっての設計や治療計画に無理があったり、
骨の状態が良くない場合でも、やはりインプラントがダメになることがあります。
いずれにしても、定期的なメインテナンスが重要であることはいうまでもありませんので、
悪いところが無くても検診に通われることが必要だと思います。